R5年度の事業承継関連支援 中小機構が評価報告書まとめる

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中小企業庁はこのほど、令和5年度事業承継・引継ぎ支援事業に関する、中小企業基盤整備機構の事業評価報告書を公表した。中小企業白書によると、後継者不在率は2018年の67.2%をピークに減少傾向にあり、2023年は54.5%となっている。ただ後継者難倒産は増加しており、2023年は583件発生し、過去最多となった。そんな中、中小機構の各支援組織は令和5年度の事業方針の項目に沿って以下のような取組みと実績を残した。

掘り起こし支援として、事業承継ネットワーク構成機関が実施した事業承継診断件数が230,907件となり、前年比107%と増加した。事業承継・引継ぎ支援センターへの相談者数については、23,722者(前年比106%)となり過去最高となった。相談者に対して複数回の対応を行うケースの相談回数は、84,118回(前年比120%)となり、1者あたりの平均相談回数は、3.55回(前年比109%)と増加した。また、相談者数の累計は127,115者、相談回数の累計は282,412回となった。

令和5年度の完了件数(第三者承継)は2,000件の目標に対して2,023件、相談件数(譲渡相談)は、8,000件の目標に対して8,950件となっている。

■参考:中小企業庁|令和5年度事業承継・引継ぎ支援事業に関する事業評価報告書の提出を受けました|

https://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/shoukei/2024/241029report.html